PlayStation VRが来た!

めちゃくちゃ楽しみにしてました、PSVR
第二次予約大戦においてヨドバシ.comに勝利した結果です。

以下、実際に体験してみての印象、気になった点など主に書いていきます。
PSVRすげえよ!みたいな記事はいろんな人が書いてると思うので。
予想していたことといくつか違う点もありました。

 

外箱

一番外のパッケージは厚紙による包装で、折り紙で作った箱みたいな感じです。
中に化粧箱が入っていて、その化粧箱自体は開け閉めし易い形で普段ヘッドマウントディスプレイ(HMD)部分を収納しておくのに便利です。(コード部分を引っかからずにしまえる溝みたいなものがあればベストでしたが)

 

同梱物

実際に開封してみると同梱されているものはほぼケーブルです。ケーブルだらけ。

 

接続方法は公式の動画を見ると分かり易いです。

動画では分かり難い点として、PS CameraをTVやモニタの上に載せる場合、ベゼル(縁)の前部分に爪状の箇所を引っ掛け後ろの可動アームで固定するため、ベゼルが丸まっていたり段差があったり極端に薄い場合は上手く取り付け出来ないかもしれません。

11月発売のPS4 Proは背面にUSB端子があるのですが、既存のPS4・新型PS4は前面のUSB端子からプロセッサーユニットに繋ぐことになります。
コントローラー以外にUSB機器を使ってる場合はハブが必要。
付属のケーブルはUSB2だったのでUSB3用のハブじゃなくても大丈夫そう。

付属イヤホン

予定では付属のイヤホンではなく自前のオーバーヘッド型ヘッドフォンをつけるつもりだったんですが、イヤホンジャックを刺すリモコンスイッチ部分がHMDを被ると胸辺りにくるんですね。
ヘッドフォンのコードは2mあるためかなり余ってしまうわけです。
最初はリモコン付近にコードを纏めていたんですが、実際に遊んでみると首を振るときに凄く邪魔になります。
HMDのコードと一緒に纏めてしまうか、邪魔になっても床に垂らすくらいしかないかもしれません。
もしPSVR用にヘッドフォンを買う予定があるのなら、30cm程の短いコードのヘッドフォンがいいと思います。

そこで試しに付属のイヤホンを試してみたんですが、長さも丁度良く、音質もカナル型としては十分な音質でした。
低音もしっかり出るし高音の伸びもある。
付属品とはいえ安物のちゃちい印象のイヤホンではありませんでした。
さすがソニー、嬉しい誤算。
なので今のところ付属のイヤホンで遊んでいます。

 

ピントの調整

接続し終わって実際に被ってみたんですが、どうもピントが合わせづらい。
文字が霞まず綺麗に見える範囲が狭く、頭を動かしているとずれていってしまう。
色々試行錯誤して上手く出来るようなったのでその対処法を。

HMDを被る時おでこ部分と側頭部周りで支える形になるのですが、そこの下に髪を巻き込むと動いてるうちに少しずつずれていきやすい。
そこで髪を上げおでこを完全に出してからHMDを被ります。
おでこ丸出しでこっぱちです。
髪が視界に入るとピントとは別にボヤけてしまうのでそれを防ぐ意味合いも。
側頭部分もダイヤルで締める前にバンド下にある髪をなるべく外に出すようにします。
ぼっさぼさの髪型になりますが、気にしない。
元々VRプレイ中の自分の姿なんて誰かに見せるわけでもないですしね。
これをするようになってプレイ中にHMDが動いたりピントがずれていくようなことは少なくなりました。

GAMETECH - 株式会社ゲームテック :よごれ防ぎマスクVR 〜PSVRヘッドセットを汗・汚れから防ぐ!

こういう頭にすっぽり被るタイプの目出し帽VRマスク、汗や汚れの衛生面の問題だけじゃなくピントをずれないようにする目的でもひょっとしたら使えるかもしれません。

次に根本的にピントが合いにくい場合。
PS4ホーム画面のメニューから「設定」→「周辺機器」→「PlayStation VR」→「目と目の距離を測定する」を選び、画面に指示される通りに進めていきます。
顔を枠いっぱいに入れろと言われるんですが、どこまで入れていいか正直わからなかったので両側の頬を枠ぎりぎりに合わせてみました。
初期値が61mmでしたが、測定した結果66mmに。
その後ピントが合いやすくなったと感じます。
立体視に問題がある場合のみ行うよう言われますが、初期値にはいつでも戻せるため最初にやっておいたほうがいいような気がします。

 

シネマティックモード

PSVRの楽しみにしていた機能の1つなんですが、ちょっと勘違いしてました。
てっきりそういうモードがあって動画やBlu-rayを見る時にon/off切り替えて使うものかと思っていたんですが、VR対応ゲーム以外は全てこのモードで映ります。
PS4の電源を入れた時に最初に映るホーム画面もそうです。

 

そのため、映画などを見るときは画面大の迫力ある大きさでもいいんですが、ホーム画面など普段見る画面には大きすぎて中が一番使いやすいと思いました。
大だと目に映る範囲に収まらないので首を動かす必要があります。
小でも117インチ相当らしいので十分過ぎるほど大きいんですけどね。
シネマティックモードを使うソフトと大きさを別個に記憶出来たら便利なのでアップデートに期待。

ちなみに使用感はめちゃくちゃいいです!
部屋に居ながら映画館にいる感じ!
不満点はスクリーンの以外が全て真っ暗な闇ということ。
せっかくのVR空間なので映画館みたいなテーマがあれば本当にそれっぽい雰囲気を感じられるでしょうし、大自然の中や宇宙空間みたいな場面に切り替えられたらそういうゲームや映像を見る時もっと臨場感が増して楽しめると思いました。
その点もアップデートされたらいいな。

実はシネマティックモード大でBlu-rayを見ていて、画面が徐々に左に動いていく現象に遭遇しました。
「変だなー」と思ったのですが気のせいではなく、もちろん自分の頭を動かしているわけでもありません。
設定から「PlayStation Cameraを調整する」「トラッキングライトを調整する」の2つを行ったら恐らく直ったような気がするのですが(訂正)直りませんでした。検索すると同じような報告がかなりある模様。もしかしたらセンサーかシネマティックモード自体の不具合の可能性もあります。


惜しい点

当たり前の話ですが、HMDを被ってイヤホンも付けると外界から遮断されます。
電話鳴っても気づきませんし、飲み物取ろうと思ってもどこにあるか分かりません。
なにより肝心なコントローラーの位置が分からなくなることが何度かありました。
最初に自分の手に取れる場所に置いておけばいいんですが、VRゲームの中にはHMDの動きだけで遊ぶゲームもあります。
モーションコントローラー(PS Move)で操作する場合も通常コントローラーを適当な場所に置いておくと分からなくなります。
今までのゲームでは当たり前だった座って両手でコントローラーを握ってることが当たり前ではなくなりました。
HMDを被っていても置いたコントローラーの場所が見える仕組みがあるといいなと感じました。

そのPS Moveですが品切れ・入荷待ちのお店が殆どでまだ購入できていません。
VRの没入感を高めるためにも1本は同梱して欲しかったと思います。
操作のオプションとして使える場合と、PSVR持ってる人が全員使える場合とは全然違いますよね。
ホームやメニュー画面なども手の動きで直接選べたらいいのにと思うんですが、従来のキー操作で選ぶことが殆どです。
企画段階から手の動きを前提にしたゲームを考えることも出来ますし勿体無いところ。

解像度がちょっと低いのは現時点の技術や生産性を考えるとしょうがないですね。
PS4 Proで解像度上がるかどうかはまだ不明。
PSVRVRコンテンツ普及の足掛かりとなることに意味があると思います。

 

長くなってしまったので遊んでみたゲームの感想は別に書きます。